【坐骨神経痛改善講座4】坐骨神経痛の原因③:お尻の筋肉による圧迫

●お尻の筋肉っていっぱいあるけど坐骨神経痛と関係があるのはどれ??
お尻の筋肉でも大殿筋、中殿筋、小殿筋、外旋六筋といっぱい筋肉がある。
外旋六筋に関しては前回、坐骨神経痛の原因②で紹介しました。
見てない方はこちらから⇒【坐骨神経痛改善講座3】坐骨神経痛の原因②:股関節外旋六筋による圧迫
今回は、この筋肉です。
「大殿筋」
お尻の表面にあり、仙骨、腸骨、大腿骨に着くお尻の筋肉で一番大きい筋肉になります。
大殿筋の作用は、足を後ろに伸ばしたり、歩きや階段の上り下りで働きます。
歩くときには足を踵からついた瞬間に勢いを殺さずに推進力に変えるよう常に働きます。

●大殿筋が硬くなることで、坐骨神経痛に繋がる
私たちは毎日歩いているので、一歩歩くたびに大殿筋は働いています。
つまり、ほぼ毎日大殿筋には負担がかかっています。
さらに、私たちの身体の構造上、大殿筋には負担がかかりやすいようになっています。
ん?どういうこと?
そう思いましたよね。今から説明していきます。
股関節は、前に曲げるのと後ろに伸ばすのでは、圧倒的に前に曲げる角度の方が大きいです。
後ろに伸ばす方が角度が大きい人はまずいないでしょう。
この構造こそが大殿筋に負担がかかりやすい要因になります。
筋肉の収縮には、求心性収縮と遠心性収縮という収縮方法があります。
- 求心性収縮:筋肉の距離(長さ)が短くなる収縮
- 遠心性収縮:筋肉の距離(長さ)が長くなりながらの収縮
この求心性収縮と遠心性収縮だは、遠心性収縮の方が負荷が大きくなるので筋肉への負担は大きいです。

大殿筋でいうと、
- 股関節を後ろに動かす=求心性収縮
- 立った状態で体を前に倒す(股関節を曲げる)=遠心性収縮
になります。先ほどの身体の構造を思い出してもらいたいんですが、股関節は曲げる方向と伸ばす方向のどちらが可動域が大きいと言いましたか?
前に曲げる方向の方が大きかったですよね。
つまり、日常生活の中で大殿筋の遠心性収縮を強いられる場面が多いということです。
床のものを取ろうとしたり、重い荷物を持つ時、体を前に倒して股関節が曲がった状態になりますよね。顔を洗う時も手を洗う時も、股関節は曲がっています。
股関節が曲がる方向への可動性が大きいので、動作も股関節を曲げて動くことがどうしても多くなってしまうんです。
だから、大殿筋は負担がかかりやすく、硬くなりやすいんです。
そして、この大殿筋が硬くなると坐骨神経痛の原因になります。
なぜ、原因になるのか?
それは坐骨神経を圧迫してしまうからです。

上の図を見てもらうと大殿筋の下には外旋筋があり、その下に坐骨神経が走行しています。
注目して欲しいのは大殿筋が付着している部分です。
赤丸の仙骨部分についています。これが坐骨神経痛の原因になるんです。
もう少し詳しく話すと、大殿筋が赤丸の部分についていることで、大殿筋が硬くなると仙骨の歪みを作ってしまいます。
そうなると、仙骨についている外旋筋が仙骨の歪みの影響を受けて筋バランスが崩れてしまい、外旋筋が硬くなります。
その結果、外旋筋がその下を走行している坐骨神経を圧迫してしまい坐骨神経痛が起きてしまいます。
大殿筋が硬くなる→仙骨が歪む→仙骨についている筋肉の筋バランスが崩れる→外旋筋も硬くなる→坐骨神経を圧迫➡︎坐骨神経痛
とまあ、まとめるとこんな感じで坐骨神経痛になります。
ですから、大殿筋を緩めると坐骨神経の圧迫もなくなってくるので坐骨神経痛が改善するというわけです。
動画でも話しています。
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●大殿筋のセルフケア
動画で大臀筋のセルフケアを紹介しています。
ぜひ、動画を見ながら行って坐骨神経痛を改善してください^^
※注:痛みや痺れが強くなる時は行わないようにしてください。
今日はこれで終わります!
ではまた〜^^
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