こんにちは。
福岡市西区姪浜にある腰痛・慢性難治症状専門整体院Refuge
院長の中原です。
実は、私m臨床研究会愛媛祭・福岡支部の支部長としてもセミナー講師活動をしています。
私一人では救える患者さんは少ないですが、同じ技術を持つ方が増えれば福岡市で救われる患者さんはももっともっと増えます!
1人増えれば2倍、2人増えれば3倍に!
そんな想いでプロの治療へ毎週月曜日と木曜日に技術指導を行っています。
そんなセミナーの報告を今日はブログで紹介しますね^^
4月から胸郭・体幹編の触診アプローチです^^
PCF勉強会基礎編〜胸郭・体幹編①の触診アプローチ〜
胸郭・体幹編①では、胸郭の筋肉中心になっています。
胸郭の筋肉は、呼吸への関与が大きいですがそれだけではありません。胸郭の筋肉へアプローチすることで片足立位の安定性が向上したり、グランディングしやすくなったりと姿勢での関与も強い部位になります。
しかも、胸郭に硬さがあると回旋の可動性が低下してしまうので、腰部や股関節、膝関節などにその分捻じれのストレスが過度にかかってしまいます。
その結果、腰痛や股関節・膝関節の痛みなどにつながっていきます。
ですから、胸郭の評価・アプローチができるということは身体を診る上では大切な部分になってきます^^
それでは内容の報告を^^
胸郭・体幹編①では、上・下後鋸筋、横隔膜、内・外肋間筋を行いました。
上・下後鋸筋は、呼吸への作用がありますが、その中でも激しいスポーツや呼吸困難時、寒い日など呼吸の需要が上がった時に働きます。
スポーツしている人はここがしっかり働く状態にしていることでパフォーマンス向上につながります。もちろんリハビリ中の高齢者に対しても同様なことが言えます。入院中の高齢者がトイレに行ったり、食堂まで歩行するというのは私たちでいう全力疾走と同じ感じですからね^^
上・下後鋸筋が働くことで胸郭の可動性は上がり、呼吸がしやすくなります。上後鋸筋は菱形筋との連結もあり、下後鋸筋は外腹斜筋、前鋸筋との連結しているため片足立位の安定性も向上してきます。
触診も菱形筋との触りわけも行い、アプローチ後は体幹の可動性、片足立位の安定性が向上していました。
次に横隔膜です。
横隔膜は肋間筋が胸式呼吸であるのに対して、腹式呼吸に関与しています。
身体の中心に位置しており、いろんな臓器、筋肉とのつながりが多く、DFL上にもあるため重要な部分の一つです。
横隔膜が機能低下している方は、ぎっくり腰を繰り返していたり慢性的な腰痛があり方が多いです。なんでかというのは、講義の中でお話ししました^^
また、横隔膜が機能低下していると静脈還流量が低下してしまい易疲労性や呼吸困難、自律神経の由来の症状にもつながります。そのメカニズムに関してもお伝えしました。
最後は内・外肋間筋です。
肋間筋も横隔膜の次に呼吸筋の中では重要な筋になります。
大腰筋が腰のインナーマッスルなら、肋間筋は胸郭のインナーマッスルのような感じですね。ですから、しっかりアプローチすることで体幹の回旋動作がかなり変化します。
また、LL上にもあるため側方の安定性にも関与しています。
講義、実技の終了後は胸郭の可動性が少ない方もかなり動くようになっていましたし、立位の安定性にも変化が出ていました。
参加された先生方、お疲れ様でした^^
来週も宜しくお願いします^^




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