【部位1】骨盤の後面の真ん中よりやや外側の痛み

骨盤の後面の真ん中より外側付近の痛みです。

この部位に痛みがある場合の多くが、仙腸関節の歪みや特定の筋肉のトリガーポイント(硬結部位)が原因で起きていることが多いです。

骨盤後面のやや外側の痛みが起きる部位

骨盤の後面の真ん中より外側付近の痛みを作る原因には、以下のものがあります。

①腰方形筋

②骨盤底筋

③大殿筋

④股関節外旋筋

 


①腰方形筋

 腰方形筋は、12番目の肋骨から腸骨に付着しています。

図を見てもらうと分かりやすいんですが、腰方形筋が付いている肋骨と骨盤の間には、関節も何もなく中に腸などの内臓が存在するだけで空洞になっています。

つまり、肋骨と骨盤を繋いでいるのは筋肉だけなんです。

中は空洞になっており、関節などがないので体を捻ったと大きく動かすことが可能になっています。

しかし、動かしやすい分、肋骨と腸骨の間をつなぐのは筋肉、つまり腰方形筋に大きな負担がかかりやすくなります。

負担がかかった腰方形筋は、緊張が高くなって張った状態になり、徐々に硬くなってきます。そうなると、腸骨についているので腸骨を上方向に引っ張ってしまい仙腸関節に歪みが生じてしまいます。(下図参照)

この他にも腰方形筋は、骨盤を引き上げる作用があるので、長距離歩くことが多かったりすると疲労してしまい硬くなって、仙腸関節に同様の状態を起こします。

このように仙腸関節が歪むと、関節が不安定になるため仙腸関節を補強している靭帯に過度の負担がかかって、結果、骨盤の後面よりやや外側が痛い腰痛が起きてきます。

 

腰方形筋が原因の場合の特徴

  • 腰の外側の筋肉の張りを感じる、もしくは触ると硬い
  • 体を左右にひねると動かしにくい
  • ゴルフなど体をひねる動作、スポーツをよくする
  • 毎日、長距離歩くことが多い

 

ですから、上記の特徴に当てはまり、骨盤の後面よりやや外側が痛い腰痛の場合は、腰方形筋が原因かもしれません。

腰方形筋が原因の腰痛についてもっと詳しく知りたい方はこちらから

腰方形筋が原因の腰痛

 

また、腰方形筋は大腸の一部である、S状結腸とも関連があり内臓が原因で腰方形筋が硬くなって腰痛が起きている場合があります。

S状結腸、回盲部が原因の腰痛

 

②骨盤底筋

骨盤底筋は仙骨や恥骨についており、骨盤の下にハンモックのようにして存在しています。

この骨盤底筋は、

  • 尿道、膣、肛門を引き締める
  • 膀胱や尿道、子宮、直腸など腹部の臓器を下から支え、腹圧を高めて腰・骨盤の安定性を高める
  • 仙骨を後傾(後ろへの傾き)させて、仙骨の位置を調整する

 

このように骨盤底筋は、腹部の臓器を支えたり、骨盤の安定性を高めたりするので腰痛とはかなり関係のある筋肉になります。特に、今回の話では3つ目の仙骨を後傾させるというのが仙腸関節の歪みと関連してくるので重要になってきます。

現代の日本人の生活は、農業をする人が少なくなり、生活様式も洋式になっているので、しゃがんだり、しゃがんだ姿勢で作業をしたりという機会がなくなって骨盤底筋が働く機会が減ってしまっています。ですから、骨盤底筋が機能低下している人が多いんです。

この骨盤底筋が機能低下しているとどうなるのか?

図の左のように骨盤底筋が働くと矢印方向に引っ張って仙骨を後ろに倒すような力が加わるので、仙骨はちょうどいい位置に保たれます。

骨盤底筋の機能低下があると、図の右のように骨盤底筋で仙骨を引っ張れないので仙骨が前に倒れやすくなってしまいます。そうなると、仙腸関節の歪みが起きてしまい、骨盤後面の真ん中よりやや外側が痛くなるというわけです。

 

骨盤底筋が原因の場合の特徴

  • 尿漏れがある
  • くしゃみや咳をすると、その反動で尿が出てしまう
  • 腰痛以外に腰全体に力が入らずに踏ん張れない感じがある
  • 生理中の腰痛が強くなる
  • 産後に腰痛が強くなった

 

上記の特徴に当てはまり、骨盤の後面よりやや外側が痛い腰痛の場合は、腰方形筋が原因かもしれません。

 

骨盤底筋が原因の腰痛についてもっと詳しく知りたい方はこちらから

骨盤底筋が原因の腰痛

 

②大殿筋

大殿筋はお尻にある大きな筋肉です。そしてこの筋肉に硬結部(硬くなった部分)ができて悪化していくと骨盤後面よりやや外側が痛い腰痛になるます。

大殿筋の硬結部位は写真の図の場所のように仙骨付近にできやすいです。

大臀筋のトリガーポイントの位置

大殿筋の硬結部は以下のような場合に起きやすいです。

  • 長時間のデスクワークなどの不動で大殿筋への血流が不足して酸欠状態が続くとき
  • 赤ちゃんや重いものを持って生活する、もしくは仕事する習慣がある
  • 普段しない急激に激しい動きをしたとき
  • 転倒、尻もちなどでお尻を強く打ったとき
  • 腰を曲げる動きを反復した時
  • 坂道や階段を上ったり、山道を長い距離歩いた時

など

 

長時間のデスクワークだとほとんど動かないので、不動により大殿筋への血流が不足して酸欠状態になってしまいます。筋肉は酸素がないと硬くなってしまうので硬結部位ができてしまいます。また、赤ちゃんを抱っこしたり、重いものを持つことが仕事になっている場合は、常に大殿筋への負担が強いられるので大殿筋が疲労してしまい硬結部ができます。この他にも坂道を登ったり、腰を曲げる動きを頒布したりした時も同様に大殿筋は疲労してきます。

また、転倒などでお尻を打ったときは筋肉に微細な損傷が起きます。身体のバランスが整っていると自己治癒力が働いて自己修正できるんですが、骨盤や背骨に歪みがあり身体のバランスが崩れていると自己治癒力が働かないため自己修正できずに大殿筋に栄養・酸素が行き渡らず硬結部位ができてしまいます。

 

このように大殿筋への血流不足、過度の負担の蓄積、微細損傷、身体のバランスの崩れがあることで大殿筋の硬結部ができてしまい骨盤後面のやや外側の腰痛が起きます。

 

大殿筋が原因の腰痛についてもっと知りたい方はこちらから

→大殿筋が原因の腰痛(現在準備中)

 

④股関節外旋六筋

股関節外旋筋はお尻の奥にある筋肉で、足を外に転がす外旋という作用があります。

大殿筋というお尻の筋肉よりもさらに奥にある筋肉です。

この筋肉は1つだけでなく梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋、大腿方形筋と6つの筋肉が存在します。

6つあるので「外旋六筋」と呼ばれています。

外旋六筋の一部は、仙骨についています。

そのため、外旋六筋が硬くなると仙骨を引っ張ってしまうため、仙腸関節に歪みが起きやすくなります。

 

股関節外旋六筋が原因になっている場合の特徴

  • 歩くとがに股になる
  • トンビ座りができない、しにくい
  • 仰向けに寝ると、足が外に向いている
  • お尻の筋肉が全体的に硬い

など

 

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